医療や医療AIの世界は、動きがとても速いです。新しい話題を追いかけたい気持ちはあっても、毎日いくつものサイトを見て回る時間なんて、現実にはありません。気づけば情報から取り残されている——そんなモヤモヤを、私はずっと抱えていました。
そこで、思い切って「毎朝、気になる分野のニュースのまとめが、自分のメールに勝手に届く」仕組みを自分用に作ってみました。今日は、その実体験と、作ってみて分かったことを紹介します。
やりたかったこと
難しいことは考えませんでした。ほしかったのは、たったこれだけです。
- 自分が追いたいテーマ(医療・医療AIなど)の新しい話題を集める
- 短いまとめにする
- 毎朝、決まった時間にメールで届ける
つまり、「自分でニュースを取りに行く」のをやめて、「向こうから毎朝届く」状態にひっくり返したい——それだけでした。
どう作ったか(ざっくり)
仕組みそのものは、思ったよりシンプルでした。流れにすると、こんな感じです。
- 決まった時間に、自動で情報を集めにいく
- 集めた内容を、AIに短いまとめへ整理してもらう
- それをメールにして、自分宛てに送る
ポイントは、「集める→まとめる→届ける」を一度つなげてしまえば、あとは毎朝ひとりでに動くことです。一回作る手間さえかければ、翌日からは何もしなくてよくなります。これが自動化のいちばんおいしいところだと思います。
最初から完璧を狙わず、まずは「届くこと」だけを目指したのも、続けられたコツでした。
いきなり作らなくても「近いこと」はできる
「自分で組むのはハードルが高い」という方も大丈夫です。手を動かさずに、似た状態に近づける方法もあります。
- ニュースアプリやメールサービスのキーワード通知を設定する(「医療AI」などで登録しておく)
- 気になるサイトの新着メール(メールマガジン)を1〜2本だけ受け取る
- 週に一度、集めた見出しをAIに「3行でまとめて」と貼って整理する
これだけでも、「自分から探しに行く」から「向こうから届く」へ、感覚はぐっと近づきます。私も最初はこの“手動版”から始めて、あとから自動化しました。順番は、まず楽をする体験からで構いません。
集めた見出しをAIで整理するときの具体的なやり方は、こちらの記事にまとめています。
→ 「医療AI」のニュースを技師目線でやさしく読み解く。振り回されないための見方
作ってみて分かったこと
実際に動かしてみて、いちばん効果を感じたのは「情報を追う」という作業そのものが、心の負担から消えたことです。
毎朝メールを開けば、ざっとまとめが目に入る。気になったものだけ深掘りすればいい。「見に行かなきゃ」というプレッシャーが無くなるだけで、こんなにラクになるのかと驚きました。
そしてもう一つ。自分で“仕組みを組み立てた”経験そのものが、大きな収穫でした。AIや自動化を、ただ使うだけでなく「自分の困りごとに合わせて組む側」に回る——その手ごたえは、ほかの場面でも自信になります。
注意:扱うのは「公開情報」だけ
ひとつ大事な注意です。私がこの仕組みで集めているのは、だれでも見られる公開情報だけです。職場の内部情報や、患者さんに関わる情報は、こうした仕組みには一切のせません。
便利な自動化ほど、「何を流すか」の線引きが先です。公開されている一般情報を、自分用に整理するだけ——この範囲を守ってこそ、安心して続けられます。
まずは「届く」だけでも十分
いきなり立派な仕組みを作る必要はありません。「決まった時間に、何かが自分に届く」——まずはそれだけでも、情報との付き合い方はぐっとラクになります。
毎日の「見に行く手間」を、一度の「仕組みづくり」に置きかえる。その小さな発想の転換が、忙しい医療職にこそ効いてくると感じています。
【お知らせ】「自分の困りごとを安全にAIで解く」入門をnoteで公開しています
こうした自動化を安心して進めるための土台——安全のルールと、そのまま使えるプロンプト集——をひとまとめにした、私の有料note(500円) を公開しています。宣伝にはなりますが、「AIを自分用の道具にしていきたい」という方には合う内容だと思います。
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- うっかり入力してしまった時の対応マニュアル
- 職場に提案できる院内AI利用ガイドラインのひな形(全文)
→ 医療職のためのAI安全活用スターターキット〜「使いたいけど怖い」を、今日おわらせる〜
第1章まで無料で読めますので、まずはのぞいてみてください。
※本記事は一般的な自動化・情報収集の考え方を紹介する体験談です。特定の製品やサービスの効果を保証するものではありません。扱う情報は公開情報に限り、職場・患者に関わる情報は取り扱わないでください。

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