「副業や発信に興味はあるけど、本業だけで毎日くたくた。そんな時間どこにあるの?」。これは、私自身がずっと感じてきたことでもあります。
医療の仕事は、体力も気もつかいます。夜勤やシフトがある人なら、生活リズムも一定ではありません。そんな中で、本業を大事にしながら“もう一本”を細く続けるには、どうすればいいのか。今日は、根性論ではなく、仕組みでなんとかする時間術を、私のやりかたを中心に紹介します。
はじめに。副業については、職場の規程(兼業・副業のルール)を必ず確認してください。特に公務員の方などは、制度上の制限があることがあります。ここで話すのは、あくまで一般的な時間のやりくりの考え方です。
前提:「まとまった時間」を待たない
いちばん大事な考え方がこれです。「休みの日にまとめてやろう」は、たいてい続きません。疲れていれば休みたいし、予定も入ります。
そこで発想を変えて、細切れの空き時間を前提に組み立てるようにしました。5分、10分の積み重ねで進む形にしておくと、「まとまった時間がないからできない」という言い訳がなくなります。
コツ1:「1日10分の枠」をひとつだけ決める
最初にやったのは、毎日の中に小さな枠をひとつ決めることでした。「通勤の電車で」「寝る前の10分」など、自分の生活の中で“だいたい毎日ある時間”に紐づけます。
ポイントは、枠を増やしすぎないこと。あれもこれもと欲張ると、結局どれも続きません。まずはひとつ。10分でも、毎日続けば1か月で5時間です。
コツ2:作業を「すぐ始められる形」にしておく
疲れているとき、いちばんの敵は「何から手をつけよう」という迷いです。これがあるだけで、人はやらなくなります。
だから、次にやることを、前回終わるときに決めておくようにしています。「次はこの続きを書く」とメモしておくだけで、空き時間にすっと始められます。エンジンをかける手間を、あらかじめ減らしておくイメージです。
コツ3:道具に手伝ってもらう(AI・メモアプリ)
ここは、私らしいやり方かもしれません。発信のための下書きや、情報の整理に、AIやメモアプリの力を借りるようにしています。
- 文章のたたき台づくりは、AIに手伝ってもらって時短する
- 思いついたネタは、その場でメモアプリにためておく
こうしておくと、空き時間に「ゼロから考える」のではなく、「ためてあるものを進める」だけで済みます。道具の使い方そのものは、こちらで紹介しています。
→ 医療職のための「AI最初の3ステップ」。無料で今日から始められる順番
もちろん、医療まわりの文章を扱うときは、患者・職場が分かる情報は入れない——この線引きは、副業でも発信でも変わらず守ります。
コツ4:「やらない日があってOK」のルールにする
そして、いちばん長続きの秘訣だと感じているのが、「できない日は、やらない」と最初から決めておくことです。
忙しい医療職にとって、完璧に毎日続けるのは現実的ではありません。やらない日があっても自分を責めない。「ゼロの日があっても、また戻ってくればいい」というゆるさが、結果として長く続けるコツになります。続けることそのものが目的、くらいの気持ちでちょうどいいと思っています。
おまけ:疲れ具合で選ぶ「10分メニュー」
私が実際に使っている、その日の疲れ具合に合わせた10分の使い方です。「今日はどれにするか」を選ぶだけにしておくと、迷いが消えます。
| その日の状態 | 10分でやること | 例 |
|---|---|---|
| わりと元気 | 「作る」 | 下書きを書き進める・構成を考える |
| ふつう | 「直す」 | AIのたたき台を自分の言葉に直す・見直す |
| くたくた | 「ためるだけ」 | ネタや気づきをメモアプリに放り込むだけ |
くたくたの日は「ためるだけ」でノルマ達成。これでゼロの日がぐっと減ります。
体を壊したら本末転倒
最後に、いちばん大切なこと。副業や発信は、あくまで本業と生活があってのものです。睡眠を削ってまで何かをやるのは、長い目で見て損です。
「空いた時間に、細く、無理なく」。この現実的なペースを守れるかどうかが、続けられるかどうかの分かれ道だと感じています。まずは1日10分の枠をひとつ、決めてみるところからで十分です。
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- AIに最初に渡すルールファイルの完全版+職種別の追記例(技師・看護・事務)
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- 職場に提案できる院内AI利用ガイドラインのひな形(全文)
→ 医療職のためのAI安全活用スターターキット〜「使いたいけど怖い」を、今日おわらせる〜
第1章まで無料で読めますので、まずはのぞいてみてください。
※本記事は一般的な時間のやりくりの考え方を紹介するものです。副業・兼業については勤務先の規程や関係する制度を必ずご確認のうえ、ご自身の判断で行ってください。

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